各組の在籍生徒一覧はこちらからどうぞ☆
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宝塚では団員のことを「生徒」と呼ぶ…?
宝塚の舞台に立つには「宝塚音楽学校」に2年間通い、卒業しなくてはなりません。
それぞれの呼び方としては、
ポイント
- 音楽学校 入学1年目 … 予科生
- 音楽学校 入学2年目 … 本科生
- 音楽学校を卒業し、入団後 … スター(研究科生)
と呼ばれます。
正確には、現在は研究科生という正式な名前があるわけではないのですが、1939年まで「劇団員は宝塚音楽舞踊学校の研究科生徒」という扱いだったためにその名残が現在まで残っているようです。
このように、音楽学校〜劇団入団後まで「生徒」という考え方が定着しています。
因みに、研究科と言っても入団後何年目まで、と決まっているわけではありません。
入団1年目の生徒も、20年以上のベテランの生徒も、宝塚の中では皆「研究科○年」の呼び名があります。
ちなみに、入団6年目までは「女子技芸員」という阪急電鉄の社員となりますが、7年目以降は一度退職扱いになり再度個々にタレント契約を結ぶ形になっています。
そのため、そのタイミングで退団の道を選ぶ生徒もいます。
研1とか研2とかって、何のこと?
先程も書いたとおり、現在の宝塚歌劇団に研究科という名前が正式に残っているわけではないので、公式サイトには「生徒」ではなく「スター」という表記がされていますし、スタープロフィールにも「研究科○年」という表記はありません。
ですが、宝塚に少し詳しくなってくるとファン同士の間では当然のように「あの子は研○なのにすごいね!」とか「もうすぐ研○になるんだ〜」というような会話が飛び交います。
「研1」といった表記を目にすることがあるかもしれませんが、それは「研究科1年」の略。
つまり、入団何年目かを示しているものです。
入団15年目なら「研究科15年」、すなわち「研15」ということになりますね^^
初舞台って何するの?
研1生が初めて舞台に立つのは4月に行われる宝塚大劇場公演で、その公演は「初舞台公演」と呼ばれます。
公演と言っても、研1生は初舞台公演の本編には出演しません。(年によって例外あり)
では、何をするのか…?
開演前にずらりと1列に整列し、宝塚の正装である袴を着て「舞台口上」をするのです。
大劇場公演中は毎日数名が日替わりで口上を行います。
客席全体が暖かく親のような眼差しで見守る中、初舞台生がピリッとした緊張感を持って口上をする…
年に一度の、特別な空間です。
更に、その公演のショーの1場面として、初舞台生だけでラインダンスを披露します。
入団後はひたすらこのラインダンスのためにお稽古を重ねるのです。
同期生が一丸となって一つの場面を任される、最初で最後の機会。
一糸乱れぬラインダンスは圧巻です。
その後は何するの?
この初舞台公演を観られるのは「宝塚大劇場公演」だけ。
宝塚大劇場での公演が終わると、研1生たちはそれぞれ分かれて「組配属」されるのです。
ですが、年によってはグループ(班)に分かれて「組回り」をする場合もあります。
組回りとは、組配属される前に1年間色々な組に出演するというものです。
その場合、1年間組回りをした後に正式な組配属が発表になります。
「新人公演」って何?
宝塚には、「新人公演」というものが存在します。
ちなみに、宝塚でいう新人とは「研1〜研7」の生徒を指します。
(新公学年と言ったりもします)
では、新人公演とは何なのでしょうか?
新人公演とは、本公演と全く同じ演目を新人だけで上演するものです。
それも、宝塚・東京それぞれたったの1日ずつだけ!!!
新人公演に出演する生徒たちは、毎日の本公演が終わった後に新公のお稽古に励みます。
本公演では目立たない役の生徒も、新人公演では少し大きな役が付きます。
本人たちの勉強になるのはもちろんのこと、ファンにとっても、将来有望なお気に入りスター候補発掘の場となるのです^^
この新人公演で主演を務める生徒は「路線スター」と呼ばれ、未来のトップ候補の一人になります。
とはいえ、トップスターになるのはあまりにも狭き門。
当然、新公主演したからといってトップスターへの道が約束されるわけではありません。
その後も常に努力し続けなければ、いつの間にか脇役に回ってしまう(路線から外れる)ことだってあります。
このように、常に競争意識を持たせることでより良い舞台を作り上げることができるのです。